二日酔いに迎え酒は効果なし!正しい二日酔いの治し方とは?

二日酔い

つらい二日酔いは、一刻もはやく治したいですよね。そのひとつの方法として、「迎え酒」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

これは、二日酔いの状態でさらにお酒を飲むことで症状を緩和するという、民間療法のひとつです。果たして効果はあるのか、詳しく解説していきます。

二日酔いを治したい!迎え酒に効果はある?

迎え酒に効果があるか検証するために、まずは二日酔いになるメカニズムから見ていきましょう。

二日酔いになるメカニズム

二日酔いの原因は、主にこの3点だと言われています。それぞれ見ていきましょう。

  • 有害物質であるアセトアルデヒドの分解が追いつかない
  • アルコールの代謝に使われる水分、糖分、ビタミンB1が不足する
  • アルコールによる刺激で消化器官がダメージをうける

摂取したアルコールは、大部分が肝臓で処理されます。

肝臓にアルコールが入ると、まずは有害物質であるアセトアルデヒドに分解され、その後さらに酢酸へと分解されます。

酢酸は体にとって有害なものではなく、血液により全身をめぐりながら水と二酸化炭素に分解され、最終的に体外へ排出されます。これが、アルコールが体から抜けていく仕組みです。

しかし、大量の飲酒によりアセトアルデヒドの分解が追いつかないと、有害物質の形のまま体内をめぐり、吐き気や頭痛などの二日酔いの症状を引き起こします。

また、有害物質を分解して体外に排出する過程では大量の水分、糖質、ビタミンB1が消費されます。

その際に生じる脱水状態、低血糖状態も症状の一因です。そもそもアルコールには利尿作用があるので、特に脱水症状には注意が必要ですね。

さらには、大量のアルコールで胃腸が刺激されることで、消化器系に負担がかかり、吐き気や胸焼けの原因にもなります。

このように、二日酔いはさまざまな要素が相まって起こるのです。

二日酔いに迎え酒は逆効果!その理由とは?

ずばり、二日酔いに迎え酒は逆効果です。

二日酔いの最大の原因は、上記で解説したとおり有害物質の分解が追いつかないことにあります。また、分解に必要な栄養素が不足することも一因です。

迎え酒をしてしまうと、さらに分解が必要な有害物質が体内に蓄積されるわけですから、効果がないことは明白ですね。

「迎え酒は効く」という意見を見かけることがありますが、あくまでもアルコールで脳や感覚を麻痺させ、一時的に不快感を感じなくなっているだけに過ぎません。

大量の飲酒を続けると、アルコール中毒やアルコール依存症にもつながりかねません。絶対にやめましょう。

迎え酒は効果なし!正しい二日酔いの治し方は?

ここまで、二日酔いのメカニズムや迎え酒には効果がないことを説明しました。では、肝心の正しい二日酔いの治し方について見ていきましょう。

しっかり水分補給を!おすすめの飲み物は?

先述のように、有害物質を体外に排出するには大量の水分が必要です。さらにアルコールの利尿作用も相まって、二日酔いの体内には水分が不足しています。

ではどのような飲み物で水分補給をするのが効率的なのでしょうか?

スポーツドリンク、経口補水液

まず一番効率的なのは、スポーツドリンクや経口補水液です。

体内から水分が排出される際には、一緒にナトリウムやカリウムなどの電解質も失われています。

それらを効率的に吸収できるように設計されたのがこれらの飲料です。積極的に活用しましょう。

野菜・果物ジュース

野菜、果物ジュースにはビタミンや糖質、電解質などが含まれます。アルコールの代謝で不足した栄養素を補いながら水分補給ができるという点で、二日酔いの時に適切な飲み物です。

ただし、グレープフルーツ味など、酸味が強いものは消化器官に刺激を与えることがあります。吐き気や胸焼けをもよおす原因にもなるので、まろやかな味のものを選びましょう。

コーヒー

二日酔いの代表的な症状として、頭痛が挙げられます。これは、体内での代謝が追いついていないアセトアルデヒドの血管拡張作用が原因だと考えられています。

コーヒーに含まれるカフェインには血管拡張作用があるため、頭痛を軽減する効果が期待できるでしょう。

ただし、ブラックコーヒーは酸味の強いジュースと同様に消化器官に刺激を与えます。牛乳や豆乳を加えるのが良いでしょう。豆乳にはアルコールの代謝に必要なビタミンB1が多く含まれているのでおすすめです。

無理のない程度に食事をとる

これまで見てきたように、二日酔いの体内には水分、糖質、塩分を含む電解質、ビタミンB1などが不足していることがわかりました。

これらを補うには、食事をとるのも大切です。そこで、二日酔いのときでも食べやすく、二日酔いの解消にも効果のあるおすすめの食事をご紹介します。

味噌汁

「二日酔いにはお味噌汁」という先人の知恵には科学的な根拠があったようです。水分と一緒に塩分を摂取できる味噌汁は、脱水状態に陥っている体にぴったりの食べ物です。

また、具材を工夫することで他に不足している栄養を補給することもできます。おすすめの具材は以下の通りです。

  • しじみ:肝臓の働きを助けるオルニチンが豊富に含まれる
  • 豚肉:アルコールの代謝に必要なビタミンB1が豊富に含まれる
  • 豆腐:アルコールの代謝に必要なビタミンB1が豊富に含まれる

しじみの味噌汁や、豆腐入りの豚汁が二日酔いにはもってこいと言えますね。

ビタミンB1を含む食べ物

これまでに、アルコールの代謝にはビタミンB1が欠かせないと解説してきました。

また、タミンB1には、糖質を代謝してエネルギーを作る働きもあります。アルコールの代謝には多くのエネルギーが必要であるため、ビタミンB1は積極的に摂取しましょう。

これを多く含む食材の代表例として、次のようなものが挙げられます。

  • 豚肉
  • 大豆
  • ほうれん草
  • ナッツ

飲酒時から意識してナッツをおつまみしたり、二日酔いで飲む味噌汁の具を工夫することで摂取できる食材ばかりです。

積極的に取り入れましょう。

安静にする

言わずもがな、飲酒時に一番大きな負担がかかるのは肝臓です。

肝臓で有害物質の代謝がスムーズに行われば二日酔いにならなかったり、回復しやすくなったりするため、肝臓をケアすることはとても大切です。そのためには、必要な栄養素が血液をめぐり、肝臓に届くようにしなければいけません。

肝臓に流れる血液の量は、横になっているときと、立っているとき、そして動いているときでまったく異なります。

安静にしているとより多くの血液が肝臓に集まるため、なるべく安静にしましょう。

サプリメントを活用する

吐き気が激しく固形物が食べられなかったり、忙しく食事の準備ができなかったりするときには、二日酔い用のサプリメントを活用するのもひとつの手です。

二日酔い用のサプリは、肝臓の働きを高める成分や、アルコールの代謝に必要な栄養素が配合されています。

うまく使えば、効率的に不足している栄養素を補うことができるでしょう。しっかりと水分補給も行いながら活用してみてください。

まとめ

この記事では、二日酔いに迎え酒は効果があるのか、また正しい二日酔いの治し方は何なのか解説しました。大切なポイントをおさらいしておきましょう。

  • 二日酔いの一番の原因は、肝臓が代謝しきれず体内に残った有害物質のアセトアルデヒド
  • 迎え酒は体内の有害物質をさらに増加させるので逆効果
  • 二日酔いの時の体は水分・電解質・糖質・ビタミンB1が不足している
  • これらを効率よく補い、安静にするのが効果的
  • サプリメントを活用するのもひとつの手

楽しく飲んだ翌日の二日酔いはやっかいなもの。飲み過ぎに注意しつつ、これらのポイントをおさえて上手に二日酔いと付き合ってくださいね。

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