飲みすぎたことを後悔してもしきれないほどつらい二日酔い。二日酔いが世界からなくなればいいのに、と願う人は多いのではないでしょうか。
そんな方々に朗報です。なんと、甘くておいしいチョコレートが二日酔い予防に一役買うかもしれません!
そこでこの記事では、チョコレートやココアの二日酔い予防・改善効果や、効果的な食べるタイミング・選び方など詳しく解説します。
チョコレートは二日酔い予防・改善に効果あり!
チョコレートには、二日酔いの防止や改善に効果のある「ポリフェノール」と「糖分」が豊富に含まれています。
さっそく、それぞれの効能を見ていきましょう。
日常的にも取り入れたい「ポリフェノール」
カカオマスを主成分としたチョコレートには、カカオポリフェノールという成分がたくさん含まれています。
近年このカカオポリフェノールの健康効果が注目を浴びていることをご存知でしょうか?期待される効果は以下のようなものです。
- 生活習慣病の予防
- コレステロール値の正常化
- 胃の粘膜の保護
どれも魅力的ですが、特に二日酔いと強いつながりがあるのが、3つ目の「胃の粘膜の保護」による胃への刺激を軽減する効果です。
通常、アルコールを飲むと胃の粘膜中の過酸化脂質という物質の量が増加します。これは胃のむかつきや、ひどい場合だと胃炎・胃潰瘍を引き起こす成分です。
カカオポリフェノールは、その強い抗酸化作用でこの過酸化脂質の発生を抑えてくれるというのです。この効果に関しては、ラットを使った実験で証明されています。かなりの朗報ですね。
また、お酒を飲む際のおつまみは脂質や塩分が高くなりがち。高血圧や高コレステロールなどの生活習慣病も気になるところです。
カカオポリフェノールには「生活習慣病の予防」や「コレステロール値の正常化」の効果もあり、日常的に取り入れたいですね。
肝臓の働きをよくする「糖分」
続いては糖分について見ていきましょう。肝臓を含む体全体のエネルギー源として必要不可欠な糖分ですが、お酒を飲むと次のような理由でこれが不足しがちになります。
- アルコールの分解に大量の糖分が使われるため
- 通常は糖質からグリコーゲンを生成する肝臓が、アルコールの分解で手一杯になり、グリコーゲンの生成がストップするため
糖分を大量に使うにも関わらず、その生成が遅くなるという事態が起こるわけです。低血糖状態に陥ると、頭痛や吐き気などの症状に見舞われます。
ご存知の通り糖分をたくさん含んだチョコレートを食べることで、低血糖状態を回避することができます。
飲む前?飲んだ後?チョコレートを食べるおすすめのタイミング

ここまでで効果があるということがわかったチョコレートですが、二日酔い防止に効く摂取タイミングはあるのでしょうか?
結論としては、タイミングによって期待できる効果が変わります。飲む前と飲んだ後、それぞれの効き目を見ていきましょう。
「飲む前」に食べると胃の負担を軽減できる
「飲む前」にチョコレートを食べることで、アルコールによる胃の負担を軽減することができます。
これは冒頭で説明したカカオポリフェノールの効果によるものです。胃への強い刺激となる過酸化脂質の発生が抑えられることで、胃もたれやムカつきを防ぎます。
「飲んだ後」に食べると頭痛に効果あり
続いて、「飲んだ後」にチョコレートを食べた場合はどうでしょうか?
このタイミングでは、糖分が良い仕事をします。低血糖が原因で起こっている頭痛が解消されるほか、糖分が足りないために肝臓が処理しきれていないアルコールを分解することができます。頼もしいですね。
ただし、吐き気や嘔吐などの症状がある場合は注意が必要です。チョコレートの油分が消化器官への刺激となり、かえって症状を悪化させる可能性があるので摂取を控えましょう。
チョコレートの食べ過ぎには要注意
たくさんのうれしい効果があることがわかったチョコレートですが、何事もやりすぎは禁物。チョコレートを食べすぎた場合のデメリットもご紹介します。
ひとつめは、やはりカロリー。糖分が多く含まれるチョコレートは食品の中でも高カロリーな部類に分類されます。食べ過ぎはかえって生活習慣病や肥満の原因になるので、適量を守りましょう。
そしてふたつめは落とし穴ともいえるカフェイン。利尿作用があるためむくみの解消には役立つカフェインですが、脳を覚醒させる作用もあります。二日酔いがつらくゆっくりと休みたい時でも目が冴えてしまう可能性があるので注意が必要です。
二日酔いに効果があるチョコレートの選び方は?

一言にチョコレートと言っても多くの種類がありますよね。ミルクチョコレートやビターなもの、さらにはホワイトチョコレートまで。どれが一番二日酔いに効果があるのでしょうか?
カカオマス含有量60%以上のビターチョコレートがおすすめ
一番のおすすめは、ビターチョコレートです。ビターチョコレートとはカカオマスの含有量が多いものを指します。特に60%以上のものを選ぶと、効果的な成分を効率よく摂取できるでしょう。
一方で、ホワイトチョコレートにはカカオマスが含まれません。ポリフェノールの効能を享受できないので注意が必要です。
「ココア」も二日酔いに効果あり
また、ココアにもカカオポリフェノールが含まれており、チョコレートと同様の効果が期待できます。砂糖が入っていないものであれば、カリウムが含まれるはちみつで甘みをたすとより良いでしょう。
ココアであれば脱水状態の身体の水分補給になるほか、固形物をとりたくないほど体調が悪い時でも試せておすすめです。
まとめ
チョコレートには、二日酔いに効果的なカカオポリフェノールと糖分がたっぷり含まれていることがわかりました。
飲む前と飲む後では若干期待できる効果が異なり、総じて生活習慣予防にもつながります。お酒愛好家のみなさんには朗報ですね。
二日酔い予防目的で食べるのであればダークチョコレートを、固形物が食べられないときであればココアを取り入れて、つらい二日酔いとお別れしましょう。