飲み会の帰り道、コンビニに寄ってアイスを買いたくなった経験がある愛飲家の方は多いのではないでしょうか?つい10分前までは酒の肴がよかったのに、アイスが食べたくなるなんて不思議ですよね。
また、二日酔いの時にアイスが食べたくなる方もいるでしょう。
この記事では、飲酒後や二日酔いの時にアイスが食べたくなる理由と、アイスクリームの二日酔い防止・改善効果について解説します。
お酒を飲んだ後や二日酔いの時、アイスが食べたくなるのはなぜ?

お酒を飲んだ後や二日酔いの時にアイスが食べたくなるのには、ふたつの訳があります。
ひとつは身体が糖分を欲しているから、ふたつめは身体が有害物質によるほてりを抑えようとしているからです。
人は身体が必要としているものを食べたくなるのですね。それぞれの理由について見ていきましょう。
お酒を飲むと低血糖になり、糖分が欲しくなるから
みなさんご存知の通り、アルコールの分解は肝臓が行います。この大切な役割と並行して、肝臓は身体に貯蓄できる形の糖を生産する仕事も担っています。
ただでさえもアルコールの分解に大量の糖を消費するのに、肝臓がアルコールの分解にかかりきりになるため、糖の生産が間に合わなくなるのです。
そこで起こるのが低血糖状態。二日酔いの際の動悸や頭痛はこれが原因のことも多々あります。
そんな状態に陥るまいと、身体が勝手に糖質を多く含むものを求めます。その一種がアイスという訳です。
アルコールによる体のほてりや熱を冷ましたくなるから
肝臓による分解が間に合わず、アセトアルデヒドが有害物質の形をしたまま体内を巡ると、身体がほてったり熱く感じることがあります。これは、アセトアルデヒドによる血管膨張作用によるものです。
血管が膨張し、血液の流れが早くなるので熱く感じたり、皮膚が薄い部分に赤みがでたりします。
冷たいアイスでそのほてりを冷ましたいと身体が判断し、アイスを欲することもあるでしょう。
アイスに二日酔い改善・予防効果はある?

なぜお酒を飲んだ後や二日酔いの際にアイスが食べたくなるかがわかりました。自然に食べたくなるものに二日酔いの防止や改善効果があれば最高ですよね。
ネット上には効果があるとする口コミもありますが、果たしてそれは本当でしょうか?
低血糖の解消にアイスは効果あり!
ずばり、二日酔いの症状のなかでも、低血糖状態からくる症状にアイスは効果的です。少量で糖質を多く摂取できるため、肝臓に必要な成分を効率よく届けることができるのです。
低血糖状態では、頭痛や動悸などの症状が見られます。すでに二日酔いになってしまっている場合は、症状の原因を照らし合わせて判断しましょう。
バニラアイスならタンパク質も摂取出来てさらに効果的
アイスにも、シャーベットのようなものからアイスクリームまで、たくさんの種類がありますよね。
その中でも二日酔いに効く、という観点から見るとアイスクリームがおすすめです。特に、バニラアイスのように乳製品をたくさん使ったものがおすすめですよ。
さっぱりしたシャーベットやアイスキャンディと比べて多くの糖質を含む上に、原料の牛乳に含まれるたんぱく質で弱った肝臓の機能修復ができるという訳です。
普段はカロリーを気にしてアイスをがまんしている方でも、お酒を飲んだ後だけは解禁しても良いかもしれません。
アイスコーヒーも二日酔い改善に効果がある?

アイスと並んで、アイスコーヒーも二日酔いに効くという口コミを目にすることがあります。
遅くまで飲んだ翌日に仕事などがある場合、大きな助けになりそうですが、これは果たして本当でしょうか?詳しく見ていきましょう。
コーヒーに含まれる「カフェイン」が二日酔いに効果あり
ずばり、コーヒーは二日酔いの症状の一つである頭痛に効果的です。その秘密はコーヒーに多く含まれるカフェインにあります。
先ほど、アセトアルデヒドには血管を膨張させる効果があると説明しましたが、カフェインには逆に血管を収縮させる効果があります。
血管が膨張した状態が長く続くと二日酔い特有の頭痛が起こるため、その場合にはこのカフェインが有効なのです。
ただし、アイスコーヒーの飲みすぎには注意
しかし何事もやりすぎは禁物です。アイスコーヒーを飲みすぎると、このような弊害が起こることがあります。
- カフェインの利尿作用による脱水症状
- 刺激物であるカフェインを取りすぎることによる胃のムカつきや吐き気
- 冷たいものが消化器官の刺激になることによる腹痛や吐き気
これらを避けるために、この3つを徹底しましょう。
・飲みすぎない
・カフェインによる刺激を減らすため、牛乳などで割って飲む
・アイスではなくホットコーヒーを選ぶ
賢く二日酔い対策に取り入れたいですね。
コンビニで買える二日酔いにおすすめの食べ物・飲み物

スポーツドリンク、経口補水液
まず一番効率的なのは、スポーツドリンクや経口補水液などです。
体内から水分が排出される際には、一緒にナトリウムやカリウムなどの電解質も失われています。それらを効率的に吸収できるように設計されたのがこれらの飲料です。積極的に活用しましょう。
野菜・果物ジュース
野菜、果物ジュースにはビタミンや糖質、電解質などが含まれます。アルコールの代謝で不足した栄養素を補いながら水分補給ができるという点で、大変便利な飲み物です。
ただし、グレープフルーツ味など、酸味が強いものは消化器官に刺激を与えることがあります。吐き気や胸焼けをもよおす原因にもなるので、まろやかな味のものを選びましょう。
ヨーグルト
ヨーグルトをはじめとする乳製品には多くのたんぱく質が含まれます。
タンパク質には
- 肝機能の修復を促す作用
- アルコール(アセトアルデヒド)の分解を促す作用
- 主に小腸で吸収されるアルコールを、長時間その前の胃にとどめる作用
があり、これらが辛い二日酔いの回避に一役買います。
味噌汁
「二日酔いにはお味噌汁」という先人の知恵には科学的な根拠があったようです。水分と一緒に塩分を摂取できる味噌汁は、脱水状態に陥っている体にぴったりの食べ物です。
また、具材を工夫することで他に不足している栄養を補給することもできます。
・しじみ:肝臓の働きを助けるオルニチンが豊富に含まれる
・豚肉:アルコールの代謝に必要なビタミンB1が豊富に含まれる
・豆腐:アルコールの代謝に必要なビタミンB1が豊富に含まれる
しじみの味噌汁や、豆腐入りの豚汁が二日酔いにはもってこいと言えますね。
まとめ
この記事では、アイスやコーヒーが二日酔いの防止・改善に効果があることがわかりました。
どちらも身近にあるものですから、上手に生活に取り入れたいですね。
また、その他にも二日酔いに効く食べ物や飲み物はたくさんあります。ご自身の飲み方や、普段の食生活に合うものを選び、辛い二日酔いとおさらばしましょう!

